TALK 01
就活はどうでしたか?
実習終了時に「薬局に行こう」って決めました。
病院はさまざまな処方が来るし、カルテも見れて勉強になるのが強み。だけど常に患者さんに直接お薬を渡せるわけじゃないので「処方変更がなかったら、この患者さんと定期的に関わる機会は少ないんだな」というのが私にはしっくりきませんでした。
その点、薬局は定期的に患者さんに逢えて「その後、どうですか?」って継続して体調管理ができる。薬歴を見ながら「前回は〇〇だったんだな、今日はどうかな?」って定期フォローができるのが自分に合ってるなって決めました。
薬局なら絶対『勉強になる企業で働きたい!』と思っていたので、そこを1番重視して就職活動をしました。
TALK 02
入社してどうでしたか?
私は『勉強になる企業で働きたい!』と思ってたのですが、求めてた通りです。いろんな疾患が勉強できるし、薬剤師の数も多いので、様々な先生の仕事が見れてすごく勉強になります。
例えば同じ処方でも、先生によって投薬アプローチが全然異なるから、それを自分の中に『ストックしていく』のが楽しい。投薬後、先輩に「今の何であの説明したんですか?」って聞いてみたら、会話の中で、患者さんの性別や年齢・性格や考え方を見極めて少しずつ言い回しを変えてるんです。”言葉の引き出し”や”アプローチのパターン”を自分の中に増やしていけるので、先生たちの投薬を聞くのがすごく楽しいです。
TALK 03
成長を実感した瞬間は?
『具体的な根拠』を元に、患者さんに話せるようになったことかな。患者さんからの質問に4月はふんわり答えてたけど、今は「こういう薬だから〇〇です」「こんな作用機序があるから〇〇なんですよ」って根拠立てて説明できるようになりました。
入社した頃と今では、考える深度が全然違います。例えば点眼1本でも、薬歴から「この人、今この治療もしてるから副作用の確認しておこう」って気づけるようになったり。腎機能に影響する目薬もあるんです。4クールめでプリセプターの先生に何気なく「これ腎機能低いけど」って言われて「…じんきのう?点眼なのに??」って目から鱗が落ちた瞬間でした 笑。学んだ分いろんな角度から、考えながら投薬・監査ができるようになったのは、成長した部分だと思います。
TALK 04
嬉しい瞬間は?
患者さんが『前向きになるお手伝い』ができたときに嬉しくなります。
例えば「この薬、今までなぜ飲まないといけないのか、分からないまま飲んでたの。でもあなたが理由を説明してくれて『ちゃんと飲まなきゃ』って思ったわ」って言ってくれた人がいました。小さなことかもですが、それって最終的に患者さんの治療や体調にプラスになることだと思います。
漠然と不安なまま服用している人がいるかもしれない。効果が分からないから飲むのを止めてしまった人もいるかもしれない。それが自分のアプローチで前向きに服用できるようになったらすごく嬉しいなって。
患者さんがもやもや不安だったことが、薬局に来て解決して、少しでも気持ちが和らいで帰ってもらえたら嬉しいなぁっていつも思います。「ありがとう」って帰って行くのを見るのはすごく好きな瞬間です。
TALK 05
今、楽しいことは?
2年目になりましたが、まだまだ勉強が楽しいです 笑。
研修4クールめは「処方箋が読めるようになる感覚」がすごく楽しかった。監査時にただ「薬が合っているか」を確認するだけではなくて、検査値・身長体重・治療を元に『何を目的にこの薬が処方されているのか』と、情報が読み解けていく感覚がすごくおもしろかったです。
2年目になって「この症例、あのとき先輩に聞いたやつだ!」と、学んだことが少しずつ服薬指導で活かせるようになってきていて、だんだん薬剤師らしくなれてきてるのかなと実感できるのが嬉しいです。
今の目標はもっと薬剤師として成長していくこと。知識面や服薬指導の仕方など、まだまだレベルアップできるとこが山ほど!先輩の言い回しや伝え方を見ながら、日々たくさん磨いていきたいなと思います!